『真夜雨』 エキストラレポ 3
2002年 11月 2日 (土)


3度目のエキストラの依頼TELが来たのが、前日の夜7時過ぎ
集合は明日の朝8時
だんだん
せっぱ詰まった時間に連絡くるようになってきたなぁ〜(^^;;

今回もなんとかダンナに了解を得て、
つくばへ向けて夜のドライブ…。




 今日は正面玄関から…

夜の高速をひた走り、つくばに着いたのは夜中の2:30
そっから近くにホテルを探し、3時間ほど寝てからいざ現場へ向かい、お仲間と合流。

エキストラ(約30人)は朝の8:00に集合だったのに、
現場ではもうすでにレギュラー陣の撮影が開始されていました。
私たちは1階ロビーで待ってたのですが、
3〜4階からは「用意…ハイ!」「カット!」の声が聞こえてくる。


そのうちいっけいさん(熱川先生)と三宅さん(目黒先生)が、
白衣のままエスカレーターを降りてくる。 いつ見ても変わらない癒し系の笑顔〜♪

なかなかエキストラにお呼びがかからないのでそのまま待つこと約1時間。
いつ始まるのかとちょっとボ〜ッとダレていたら、あれ?ん?織田さん!?
黒いジャケットに黒いパンツで、正面玄関からフツーに入ってきたので
気付かないところでした(爆) 朝から爽やかなお顔です♪(エライなぁ…)

続いて若松監督も発見(朝から現場にはいたのかも)。
グレーの丸首セーターから襟を出して、下は黒のジーンズかな?
いつもの若松ルックです(笑) そして松雪さんもご出勤。
ベージュ・茶系パンツ&ジャケットの由希子ファッションで今日もお美しい(^-^)


エキストラが下でまだ待ってる中、3階に集合したスタッフと白衣を着た織田さん
朝の挨拶をして(<ちょっと朝礼っぽい/笑)都倉先生の撮影開始
都倉が一人で3階から4階にかけてのエスカレーターを昇り、
廊下を歩くだけのシーン
(台詞なし)を、何度も何度もやっている。
吹き抜けだから下から見えるのですが、エスカレーターを無言で昇るだけで5回はやってましたね。
タイミングが合わないのか、ポケットへの手の入れ方が気に入らないのか…(笑)

オンエアを見たら、これは冒頭で都倉ママの昔の友人・真理子の意識が戻ったという知らせを聞き、
急いで病室へ向かうシーンだったようで。 こんな、ほんのちょっとのシーンなのに…(゜o゜;)


このエスカレーターを、何度も何度も昇降


 子供と戯れる(?)織田さん

そしてやっとエキストラの出番が。 ここで佐藤二朗さん登場!
なんといつものスーツじゃなく、私服の樋口刑事だっ!(笑)<第6話参照

********************************************

樋口刑事が、頭から血を流した少年を抱えて、
「誰かぁーっ!!!誰か来てくれ!子供がアスレチックジムから落ちたっ!!」
と言って入ってくる。それに気付いた都倉が駆け寄り、看護婦に指示をする。

********************************************


エキストラは、樋口刑事が入ってきて都倉先生が駆けつける合間を埋める、
病院の患者&見舞客の役。 またスタッフによって、1〜2人ずつに

  「あなたはここから玄関に向かって、何だろう?と思いながらも通りすぎて」
  「あなたは野次馬のように、何?何?って近付いて」

などと具体的に指示されながら、配置が決まっていく。
こんな大人数に、次々といろんなパターンを設定していく助監督さんもスゴイ


そうして、ロビーの真ん中へんに待機させられた私。
ほんの3mぐらい先が、樋口刑事が抱えてきた子供を床におろす場所
そこで都倉先生が子供を看るために床にへばりつく(?)ため、
何度かテストをする織田さんの頭頂部をしみじみと見る(爆)
根元までしっかり綺麗な茶髪です。 プリンちゃんにはなってない(笑)
こんなに多忙なのに、ちゃんと染め直しもマメにしてるんだなぁ〜と、変な所で感心(^^;;

カメラ等の準備中、その場所で、織田さんと二朗さんと運ばれてくる少年が
頭に血のりをつけたまま(笑)、笑ってなんか話している。
今回は前回の長台詞撮影の時に比べて、撮影の合間はとてもリラックスした雰囲気の織田さんです。

周りがざわついててよく聞き取れなかったのですが、織田さん、少年に向かって、
ロバート・デニーロがどうの…とかなんとか話してたような。(少年はイマイチわかってないふう/笑)

また、ちょっとむせた織田さん。 少年に向かって「ガハ!ゴホ!ゴホ!」
まるで子供同士のじゃれ合いのようにわざと咳をかけたりして、二朗さんに

  「脅してんですか?(笑)」

とか言われてました(^^;;


樋口刑事が子供を抱えて駆け込んでくるシーンのテストで、二朗さん、迫真の演技!
…と思ったら、若松監督ダメ出し

  「子供の頭を揺らしすぎ。こう〜…」

と言いながら、上半身を動かさずに腰を落として走る格好を、監督自らお手本を見せる。
「はい。」と真面目にうなづく二朗さん。
本番はバッチリうまくいった二朗さん、カットがかかってニッコリ(^-^)
それを見ているこちらも思わずニッコリ(笑)

その騒ぎに気付いてエスカレーターを駆け下り、走り寄る都倉先生。
エキストラの中には、このエスカレーターに乗っていて、
都倉先生に後ろからかき分けられるというラッキーな方も…。
ちなみに私と友人は、子供が血を流して運ばれてるのに興味なく立ち去る冷たい人(爆)の
役を言いつかり、通り過ぎるだけでした(T.T)


 影の薄い(爆)粕谷先生の素顔♪

この後エキストラは必要ないシーンが続き、言われた通り隅っこに待機してたのですが、
どうも場所的にモニターチェックの邪魔になったり、
撮影中の織田さんの視界に入ったりする所だったようで、何度か場所を移動させられる。
集中するためにもギャラリーは邪魔ですわな(^^;;


そして、芹沢名人(粕谷先生)が都倉先生に「あまりいい気になるなよ」と絡むシーン。
お二人の周りを歩く人の役でエキストラ出動!
実は芹沢さん、結構朝早くからお姿を拝見していたのですが、なかなか出番が来ないためか、
白衣を着たまま私たちエキストラに紛れそうになりながら後ろ手にウロウロ…
手持ちぶさたそうでした(笑)ようやく出番です!(^◇^;)

都倉先生の白衣の下のTシャツが、さっきは灰色だったのが、今度は紺色になっている。
ということは、「別の日」の設定を断続的に撮ってるんですね。
後でつなぐのは監督の役目でしょうが、時間の経過どおりでない細切れなカットって、
気持ちを入れるのが大変そう…。(って、そこはプロの役者。慣れてるか?)

都倉先生と粕谷先生との間(約5m)を、ここ通ったら邪魔なんじゃあ…?と思いつつ
スタスタ歩く。

都倉先生と粕谷先生の絡みの後、粕谷先生がその場を立ち去るのですが、
カメラから外れたかな〜という場所に来て何故か腰砕けになり、
「カット」がかかるとその場にいたエキストラに笑いかける芹沢名人。
何か本番中おかしいことがあったのかしら…?(^-^;)
ドラマの中では難しい顔してること多い粕谷先生ですが、本人はかなりおちゃめです♪


 目の前で塗り塗り…(◎o◎)

次のシーン。
また患者or見舞客の役としてエキストラが配置されていくが、私は花束を持って受付で
問い合わせているという設定を頂く。カウンターの上には、泉田病院のパンフレットが数冊。
ちょっとだけ〜♪…と思って中を拝見すると、中身は北里大学のパンフでした(爆)

ところが、実はそのパンフを都倉先生が手にとって持っていくというシーンらしく…。
うわぁ〜〜〜…背後に織田さんの気配です!(>_<)<振り向けない(笑)
ドキドキしていると、動きを確認していた織田さんが突然、

  「山●さぁーん!」

とメイクさんの名前を呼ぶ。どうやら唇が乾いてきたので、リップを塗りたいらしい(笑)

  織田 「なんか唇乾いちゃって…。油切れ。」

  メイク 「ここ、エアコン強いですよね〜。」

  織田 「かなりきいてますよね。」

などと言いながら、私の立っているカウンターのすぐ脇で、
メイクさんからリップ(薬用メンソレータム)を受け取り塗り塗りする織田さん
よかった、唇のケアはセルフで…(^^;;

そして本番。
受付の方と話してるふりをしている私の横から、都倉先生がパンフを手にとっていく。
私が肩からかけているカ、カバンがちびっと接触!…カバンになりたい(爆)


この鉢植えの置いてあるカウンターの所で
リップを塗っていた織田さん



 今日のモニター前の織田さんは

その後、外から病院内へ入っていく多数の客の役をやってから、エキストラはしばらく待ち。
待ち場所からちょっと離れた所では、都倉と由希子のシーン撮影が続いている。

すでにお昼をまわる時間。
同会場ではこの日、某衣料メーカーの展示即売会やスクエアダンスの発表会みたいなのもあり、
親子連れからフリフリドレスを着た人から、すんごい人の出入り
んでもって、そんな中で撮影する真夜雨チーム!いくらスタッフが止めても穴は次々と出来るもので、
何度も何度も関係者外の方が撮影エリアに入ってくる
知らずに入ってくる人もいれば、おそらく確信犯まで?(笑)
こんなにイベントのある休日に昼過ぎまでかかってやってれば仕方のないことですが…。
いやはや、ホントに大変な中でのロケでした(^^;;


1シーン撮り終えるごとに必ずモニター席へチェックしに行く織田さん。
時に小走りで行くだけで、それを見ているエキストラから
「走ってる、走ってる!」とヒソヒソ声があがります(笑)

今回の織田さんは、本当にリラックスムード。(もちろん演技の時の集中力はすごいですが)
かなり笑顔でスタッフ(主に若松監督/笑)とお話しています。
いつものように煙草吸ったり、ペットボトルの水を飲んだり、白衣を脱ぐと半袖Tシャツなため寒いのか、
モコモコのダウンコート
を着ていたり…。<いくらなんでも室内でそれは暑いんじゃあ?(笑)
ちょっと気になったのは、時折ひざを氷嚢(ひょうのう)のようなもので冷やしていたこと。
まぁ、普通に歩いたり走ったりはしていたので大丈夫だとは思うのですが…。


 意外な場所での昼食光景発見

予定では12:30頃終了で今回ロケ弁は出ないはずだったのが、13:30を過ぎても終わらず、
急遽スタッフが近くのコンビニまでエキストラ用のお弁当やおにぎりを買ってきてくれることに。
いろいろとこんな雑用もやらなきゃならないドラマスタッフ、大変ですね〜…。

館内は飲食禁止なので、私たちエキストラは外で食べなければならないのですが、
ちょうど中庭からこの会館内のレストランが見えるんですね。
いつもはそんな人目のつく所で食べるはずのない織田さんが、
なんとこの日はめずらしくこのレストランで昼食を!
ガラス張りなので、若松監督やスタッフと歓談しながら食事している様子が丸見え。
それに気付いた人が何人か遠巻きに見ていましたが、やはりスタッフに散らされてしまいました(^^;;
でも、手を振る子供には、手を振って応えていた優しい織田さんでした(*^^*)


お昼休みが終わって14:15頃、撮影再開。
12:30までの予定ということで来ていたエキストラのうち、用事のある方は
もう帰ってしまっていたので(もったいない…)、残ったのは15人ほど。
しかしエキストラといっても一般人には変わりないわけで、私たちに紛れて
かなりの関係者外の方々が現場に入ってきていて…。 関係者外の方のほうが多かったかも(^^;;
(でも私たちもただの野次馬に見えるだろうから、仕方ないよな〜/笑)
まずそれを散らす作業からスタッフさんのお仕事が始まります。

やっと整理した後、1階ロビーを歩くエキストラだけのシーンをさっさと撮る。
役者さんがいれば何度も撮りますが、エキストラだけの場合テストもなしで
一発本番が多いです。(ま、失敗したらカットするだけという…/笑)
3〜4階では、またエスカレーターを使って都倉先生や安藤事務長のシーン
撮っているようでしたが、私たちはひたすら下を歩くだけです。

ということで、数パターンこの「歩き」をやって、15:00頃、今日のエキストラ撮影は終了。


今回の参加記念品は、TBSタオルでした…(^^;;


その後、少し時間があったので、ダンナとNASDAの宇宙センターへ見学に。
せっかくつくばに来てるので、ちょっとだけ『ロケボ』の遺跡巡りです♪
そしたら特に待ち合わせたわけでもないのに、現地で織田友さんとバッタリ!
やはり織田バカの行く所は限られてるのね…(爆)


西日を受けて輝く筑波宇宙センター。
こばへ〜〜い…!<叫んでみる(笑)





今回の撮影分は11月14日放送
(第6回)
やはり余裕のある撮影とは言えませんが、
それでも織田さん&スタッフのこだわりは尽きません!